地域の子ども達が笑顔で育つ安心なまちづくりをめざしてーお母様達と手を携えて支え合っていきたい

 年度末になって今年度を振り返ってみると、今までの青少協の積み重ねを十分生かして活動できただろうかと反省してしまいます。伝統を重んじつつ、今の時代に合った運営を考えることはいつでも課題になりますが、この一年は地区委員の皆様とともに話し合って少しずつ工夫しながら頑張ってきました。

 第一地区には自治会がないという点で特異な地域と言われ、歴代の青少協地区委員は手探りで様々な活動をされてきました。街も人も大きく様変わりした40年以上もの間、住みよい街をめざして活動を続けてこられた諸先輩方に深い尊敬の念を抱きます。

 吉祥寺駅から三鷹駅の北側に伸びる第一地区は郊外にある学生街という雰囲気から、若者・ファミリーの人気ショップ街に様変わり。駅周辺は大きなビルが立ち並びお店も増えて、休みには大量の人々が流れ込んできます。気が付けば、静かだった住宅街のすぐそこまでお店が並ぶようになりました。こうやってどんどん都会化していく中、この地域に住む高齢者や小さな子ども・青少年にも安心で暮らしやすいまちづくりの努力を続けてきた多くは、その頃の青少協のお母様達だったと思います。しかし最近のお母様達に同じことができるかというと、「それは無理~」と言わざるを得ません。

 とにかくお母様達のライフスタイルは昔と今とではぜんぜん違いますよね。高齢化は深刻になり、子育てが終わる間もなく介護が始まることは珍しくありません。教育費も高額になっていますから、産休もそこそこに仕事を始める方も増えました。便利な道具は増えてもこの問題は解決してくれません。日頃生活の維持も大変なのに、さらに近い将来起きるであろう大地震などの災害にも備えなければいけません。もう今どきのお母様達は家族のことで精一杯!

 今の青少協にできることは、そんな大変なお母様達と手を携えて、支え合っていくための存在になることです。地域による子育ては、お母様達の孤立を防ぐことができるはず。参加者の一人として地域行事に顔を見せてくださるだけでも地域とつながることができます。

 

 来年度も沢山の地域の方に見守られながら子ども達が笑顔で育つ安心なまちづくりをめざして、地区委員の皆様と力を合わせて活動していきたいと思います。もちろん青少協はお子様がいらっしゃらない方も、若い方、お父様も大歓迎です。現在は大学生も協力員として入会してくださっています。仲間が増えていくいいなあ…