· 

「一小地域みまもりクエスト」は大成功!

 2020年10月31日(土)第一地区ではコロナ対策万全の新しい企画で、地域を巻き込んだ「一小地域みまもりクエスト」を無事開催し、参加された親子は皆様楽しんでくれました!その開催に至るまでの軌跡をご紹介したいと思います。同じようにコロナ対策万全の地域行事の企画をする方々の参考になればありがたいです。


今回のコロナ感染対策万全の企画はどのように立ち上がったのでしょうか?

 2020年は年明けから、コロナ感染拡大により、恒例の地域行事が次々と中止になってしまい、子ども達も、ご家族も、つまらない夏を過ごしたに違いありません。そんな中、何も楽しみがなかったら、子ども達があまりにも気の毒と思い、地域の皆様と何かできないかと考えました。

 直接会うことはできないので、LINEの電話会議やZOOMのビデオ会議などを駆使して、話し合ったのは言うまでもありません。

 緊急事態宣言が終わり、学校が再開されて間もなくの頃です。ちょうど武蔵野市から東京都の地域活動における感染対策ガイダンスが届き、その条件をクリアする方法を議論していきました。

感染予防しながらできる地域行事とは?クリアしなければいけない主なポイント

  • 地域住民と児童は接触しない

  • 飲食を伴わない

  • 閉じた空間で密にならない

  • 大勢で集まらない

  • 短時間で開催する
  • 物を共有しない
  • マスク着用
  • 消毒・検温
  • 参加者全員の感染チェックリスト(健康チェック表)を提出 などなど

 今まで行ってきた行事は全て、これらの条件をクリアできませんでした。そもそも大勢で集まり、地域住民と児童・保護者とが交流することを目的とした行事ばかりですから、しかたありません…何かあっても責任が取れませんし、単なるボランティア活動の域を超えませんか?という疑問さえでてきました。

 一方で完全リモートにしてインターネットで開催する方法もありましたが、それでは地域の存在を感じることは難しいですし、できれば私たちにしかできないリアルに楽しめる企画が望ましい…

 そこで、直接会わなくても、地域住民の存在を感じられる方法として、「地域探検」を思いつきました!吉祥寺界隈では、吉祥寺クエストが大流行り。「少人数でクイズを解きながら地域を探検する」のも楽しそう~

地域の皆様の協力があったからこそ、実現した企画

 ところで、武蔵野市には「子どもをまもる家」に登録しているお宅が多数あり、第一地区では毎年春に新一年生が訪問したり、ハロウィーンではお菓子配りの拠点になってくださったりと、日頃から青少協・PTA活動へのご理解とご協力をいただいています。

 しかし今年はコロナ感染予防のため、新一年生が訪問することができなかったですし、お菓子配りも勿論できないと分かっていたので、いつも参加を楽しみにしていらした地域の皆様からは何もできなくて残念とすでに伺っていました。

 恐る恐る夏休み明けすぐ地域の皆様に「一小地域みまもりクエスト」のご提案とお願いをしたところ、有難くも皆様快く了解してくださり、20軒近いお宅のご協力を得ることができました。地域の皆様の温かい思いに感謝!これからも子どもを見守る温かい地域でいられるよう、活動を続けたいと思いました。

前もってクエストエリアのマップとヒントなどを準備

 当日までに、各エリアに貼るヒントをラミネート加工したり、スタッフのワッペン、クイズブックや消毒・検温器の準備。大事な参加賞も用意しました。

参加した子ども達も大人たちも真剣

 クイズはどれも地域の見守りがテーマ。子どもを守る家の場所や大正通りあいさつロードのことや、一時避難所のことを家族で話す機会になってほしいと考えたクイズでした。

 実は、大ヒントと称して、QRコードでアクセスすればそれぞれの地域見守りの情報をまとめたサイトが開いて答えられる仕組みにしてありましたが、サイトをご覧になりながらも子ども達と一生懸命にヒントを探し、考えてくれました。

 また各エリアで「みまもり隊」の方も巡回してくださったので、参加した保護者からはいつも子ども達の登校を見守っている隊員に会えてよかったとアンケートに答えていただきました。

 参加人数は20名程度で、昨年のハロウィーンイベントと比べたら6分の1。でも感染予防を考えたら丁度よい規模だったかもしれません。

コロナ禍でも開催できたことは大きな成功

 今回の企画はかなり規模は小さかったけれど、コロナ感染予防対策がしっかりとできて、また多くの地域の皆様にご協力いただけたことが大きな自信になりました。制限が多くてもその中で子ども達は、本当に楽しんでくれるんですね。夏祭りなどの大きな行事の再開は先かもしれませんが、今子ども達のために地域のためにできることを探していきたいと思います。